【シドニー31日AAP】 5年前にオーストラリアで始まった環境保護イベント「アースアワー」が、今年も31日の夜に開催される。今回は過去最大の150ヶ国が参加し、各国の現地時間の午後8時30分から1時間にわたり電気が消され、環境保護を呼びかける。
世界中の企業や一般家庭が、照明や電化製品の電源を切って参加する。また、シドニーのオペラハウスやハーバーブリッジをはじめ、ビッグベン、万里の長城、東京タワーなど、世界中の多くのランドマークが60分間消灯する。その中には、昨年発生したリビア革命の中心地「殉教者の広場」も、今年初めて参加する見込みだ。
主催者であるWWFのダーモット・オゴーマン豪代表は、オーストラリアでは約40%の国民が参加すると予想している。一方、NSW州警察は、アースアワー実施中は屋内外が消灯されるため、十分注意するよう参加者に呼びかけている。