【シドニー4日AAP】 シドニー北西部に新設される鉄道ノース・ウェスト・レール・リンクの工事計画について、NSW州政府は4日、環境影響評価書を公表し、市民意識調査を開始した。
同州の経済におよそ250億ドルが投資され、1万6,200人以上の雇用が新たに創出される今回の計画では、シドニー北西部のエッピング、カッスル・ヒル、ボーカムヒルズなどの地区を結ぶ鉄道が新設される。
NSW州政府のベレジクリアン運輸相は、地下鉄トンネルおよび高架鉄道の建設を含める同計画の完成に必要とされる鋼鉄の量は、シドニーのハーバーブリッジの建設に使用された量を上回ると指摘した。また、シドニー北西部の住民と企業にとっては、工事期間の1920年代および1930年代に、ノースショア地区の住民にとってハーバーブリッジが持っていた同様の重要性がある画期的な計画だと期待を寄せている。