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豪人、英名門大学ボートレースを混乱

【キャンベラ8日AAP】   エリート主義に反対するオーストラリア人の男が、英国のテムズ川で開催中のオックスフォード大学とケンブリッジ大学の対抗ボートレースに泳いで乱入し、逮捕された。

今年で158回目を迎える名門校による歴史的な同レースは、全長6.8キロのコースの中間地点で中断となり、再開まで31分の後れを取った。現在英国在住のトレントン・オールドフィールド容疑者(35)が、ウエットスーツに身を固め、両ボートの間を泳いで割って入ったためだ。間一髪でオールに打たれるのを免れた。

同容疑者は治安びん乱容疑で逮捕された。「エリート主義は専制政治につながる」と称した自身のブログの中で、「これは"平和的"行為であり・・・武器を持っていない(だから撃たないで!)唯一恐れていることは、両ボートを阻止するのにちょうどいい位置につけるだけ速く泳げないかということだ」と書いていた。

一方、ケンブリッジ大学チームを勝利に導いたキャプテンは、ブリスベン出身のデービッド・ネルソンさん。英国紙『ガーディアン』のインタビューで、「予期しないことが起こり得ることを考えて置くようにと、練習を通じて常に話してきたが、まさかこんなことが起こるとは」と語った。

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