【メルボルン10日AAP】 刑務所で服役中のVIC州最悪の連続殺人犯ポール・スチーブン・ヘイグが自伝の原稿を執筆した。ヘイグはその中で、殺害した7人のうちの数人は、死んで当然だったと語る。
現在、最短の仮釈放を求めているヘイグは、『The House of the Blue Light』という題名の自作の中で、「殺人の記憶などで延々と自責の念に駆られてはいない」と語る。1979年にシェリル・ガードナーさんとその息子のダニー・ミッチェル君(9)を殺害した件については、「母親を撃った後、少年を慰めたが、私に背中を向けたため2発目を少年に撃った」と回想する。殺害の動機については、自らの他の犯罪に関してガードナーさんが知りすぎていたからだとする。
また被害者らの家族に対しては、「人を殺したのは認めるが、被害者らのありさまや選択肢を導いた貧弱な遺伝子、子育て、社会支援、仲間関係、教育の罪をかぶせられるつもりはない」とする。一方、被害者の家族や友人は、同書は決して出版されるべきではないと反対している。