【シドニー１１日ＡＡＰ】　　　ここ数ヶ月間にシドニーで発生した複数の発砲事件に関係するとされる拳銃が押収され、１６歳の少年が逮捕された。

昨年１２月１３日にロックデールのショッピングセンターで男性２人にめがけて発砲された殺人未遂事件を捜査するために、特別調査班が設置されたが、その捜査対象は今年１月９日のオーバンとアーンクリフでの走行車からの住宅発砲事件２件と、同月２６日のロックデールでの日焼けサロン発砲事件へと拡大された。

この４件の発砲事件に関連性があると見た警察は今月１０日午後３時前、パンチボールの集合住宅を強制捜査し、ガレージから弾が詰まった９ミリ半自動拳銃と弾薬筒を発見。寝室からステロイドも発見した。拳銃所持の疑いで少年が逮捕されたが、条件付きの保釈が許された。５月２日にパラマッタ少年裁判所に出廷する。

警察では、４件の発砲事件の関連の可能性を判断するために科学捜査を継続する予定。さらに逮捕者が出ると見られている。