【キャンベラ13日AAP】 グリーンズ党首のボブ・ブラウン氏(67)が、党首を辞任すると発表した。また、数ヵ月後には上院議員も辞め、政界から引退すると表明した。同氏の後任には、副党首のクリスティーン・ミルン氏が選出された。
ブラウン氏は13日にキャンベラで報道陣に対し、2010年の選挙以来、引退についてじっくり考えてきたが、最近のアフリカ訪問中に決心がついたと語った。また、今こそ同党が一新すべき時期であり、引退に「ふさわしい時」だとした。さらに、自身がいなくてもグリーンズは成長し続けると信じているという同氏は、「自分は死ぬまでグリーンズの一員」だと語った。
一方、同党が少数与党政権の労働党を支援するという合意については、引退による影響はないとした。
新党首の選出では、長年副党首を務めてきたミルン上院議員が満場一致で選ばれた。同氏は、「オーストラリアでは現在、これまでの長い間で最大の環境への攻撃が起こっているが、その理由は気候変動だけではなく、鉱業界の強欲さ、さらに自由党と労働党の両党がその少数者に屈することに甘んじているからだ」と述べた。