【シドニー16日AAP】 NSW州南西部ワガワガに近いアシュモントで13日、2歳の女児が母親の遺体と共に最高5日間を過ごしていたところを発見された。発見時、女児は重度の脱水症状だったがけがはなく、現在も病院で検査を受けている。
この家には女児と母親(36)が住んでいたが、不審に思った近所の人が関係機関に連絡し家のドアを開けたところ、室内で母親の遺体と共に女児が発見された。女児はショック状態で、あまり感情を出さず声も発しないという。また、脱水症状ではあるものの血糖値は安定しており、家にあったイースターのチョコレートで空腹をしのいでいたとみられている。また母親の遺体は現在、検視を受けており死因の特定が急がれている。
近くに住む女性によると、死亡した母親は女児をよく遊びに連れて出かけたりし、素晴らしい母親だったという。この女性が最後に母親を目撃したのは今月10日だった。警察は、「近くに高齢者などの住民がいて、不審に思うようなことがあればすぐに通報して欲しい」と市民に呼びかけた。