【メルボルン6日AAP】 VIC州メルボルンのポート・フィリップ市は、人気ビーチのセント・キルダ(St Kilda)で11月1日から来年3月31日までの間、24時間のアルコール禁止を導入した。同ビーチでは毎年、迷惑行為や暴力事件などが多発しており、同市が対策に乗り出したもの。
VIC州警察のケリー警部補は「アルコール禁止が大きく流れを変えた」と述べ、期間限定のアルコール禁止が昨年導入された際、迷惑行為や犯罪の防止につながり高い効果が得られたことから、今年も導入を決めたという。
ポート・フィリップ市のグロス市長は、禁止を歓迎していない住民もいることは理解しているとする一方、「問題を起こす集団がおり、これが市民にとってトラウマとなっている」と説明し、規制に理解を求めた。地元の商店オーナーや住民からも、24時間のアルコール禁止を求める声が上がっていた。