【キャンベラ21日AAP】 ギラード首相は通商と安全保障について協議するため、22日にシンガポールに到着する。翌日には同国のリー・シェンロン首相と会見し、通商、防衛、地域的協力について話し合う。
両国間の年間貿易額は約230億ドルであり、オーストラリアにとってシンガポールは東南アジア諸国連合最大、世界では5番目の貿易国だ。また今年は、第2次世界大戦時に日本軍と戦ったシンガポール戦の70周年でもあり、ギラード首相はクランジ戦争記念館を訪問する。
同首相はシンガポール訪問の後、首相として初めてトルコを訪問し、ガリポリでアンザックデーの記念式典に参加する。オーストラリア首相がガリポリを訪問するのは2005年以来のことだ。また滞在中にはエルドアン首相をはじめ、環境問題に関心があり、「緑の総主教」として世界的に知られている、東方正教会のコンスタンティノープル総主教バルトロメオ1世とも会談する。