【メルボルン7日AAP】　　VIC州では7日、日中の気温が40度近くまで上昇し、初夏としては20年ぶりの高温を記録したことが分かった。メルボルンで39度、最高気温は州西部のウィメラ（Wimmera）とマリー（Mallee）地区などで、42度近くまで上昇した。

気象局によると、アバロン（Avalon）とジーロング（Geelong）では気温が40度超となり、同局が記録を取り始めて以来、12月初めの気温としては過去最高となったことが分かった。また、週末にかけてはミルデュラ（Mildura）などの地方の一部地域で高温が続く一方、メルボルンでは27度まで下がると予想されている。

緊急管理コミッショナーのアンドリュー・クリスプ氏は、記録的な気温を受けて「VIC州に本格的な夏が到来したことは明らか」と述べた。同州では7日午前に山火事が19件発生しており、このうち最も状況が悪化しているのがリトル・リバー地区となっている。