【メルボルン25日AAP】 後を絶たない警察への暴行事件の防止策として、VIC州政府は、警察や医師、看護師などを含む救急隊員に暴行を振るう人に対し、刑罰を強化する法案を制定すると発表した。
ヘラルド・サン紙が伝えるところによると、この法案では、警察や救急隊員に重傷を加える人を対象に、裁判で言い渡される刑罰に加え、12カ月の拘禁刑が科せられることになる。また、警察や救急隊員の殺害など、重罪の場合は、追加刑が5年に上るという。
同紙によると、2010年から2011年にかけて、警察への暴行事件が2,132件に達し、4年間でおよそ25%の増加を見せているという。