【キャンベラ8日AAP】 グレッグ・ハント連邦保健相によると、昨年に比べてインフルエンザで死亡した人の数が劇的に減少したことが明らかになった。
昨年にインフルエンザに感染者の数が25万人近くだったのに比べ、今年の同時期では5万2000人にとどまったという。
ハント保健相は、流行前に予防接種をするように呼びかけた政策のおかげで、今年インフルエンザに感染した患者数が減少したとしている。
2017年にインフルエンザによる死亡者数が増加したことから、政府は予防接種ワクチンを340万本追加準備し、65歳以上の高齢者の85パーセント以上が接種できるように対策をしていた。
ハント保健相は「政府の予防接種政策で、予防可能な感染病での死亡を防ぐことができ、家族の一員を失うという悲劇から守ることができた」と述べた。