【シドニー27日AAP】 オーストラリアで2番目に大きい電話会社のオプタスは、連邦政府から自社サービスの「ティービー・ナウ」の配信停止を命じられたことを受け、今後の選択肢を模索中だ。
昨年7月に開始した同サービスでは、利用者がオプタスのモバイル機器やパソコンを介して、録画済みの無料番組を視聴でき、ナショナル・ラグビー・リーグ(NRL)やオーストラリアン・フットボール・リーグ(AFL)の試合をほんの少しの時間差で視聴可能だ。
これに関してテルストラ、NRL、AFLは、同サービスは著作権侵害に当たると主張。連邦裁判所は27日、侵害に当たらないとする前審判決を覆し、同サービスの停止を命じた。これを受けてテルストラは、「知的財産の保護により、権利者は自身のコンテンツの品質向上に投資できるようになる」と歓迎した。