【シドニー9日AAP】　　　シドニーで行われたダンスフェスで、薬物過剰摂取とみられる男性1人が死亡、3人が重体にある。

4人は、オリンピックパークで8日夜行われたダンスフェス“ノックアウト・ゲームス・オブ・デスティニー”に参加していた。19歳の男性は9日早朝、コンコード病院で死亡が確認された。他に19歳と25歳の女性、男性1人が重体だが安定した状態にある。

ダンスフェスには1万8,000人以上が参加した。62人が薬物を所持していたとされ、MDSAのカプセル剤145個を所持していたとされる25歳の男を含む、複数人が起訴された。ピーター・サーテル副総監は、「警察と緊急サービスは違法薬物について警告を続けるが、フェス参加者は無視している」と述べた。

今年初め、シドニーの音楽フェスでも2人が死亡している。ベレジクリアンNSW州首相は、「若者に楽しい時間を過ごしてほしい。薬物は使わないで」と述べた。同州は薬物提供者に対する罰則を懲役最長20年に厳罰化した。同首相はピル検査の導入について聞かれ、「薬物摂取にゴーサインを出すことになる」と否定している。