【シドニー10日AAP】 NSW州政府の道路・海洋サービス局(RMS)は10日、NSW州レノンズとダモランジュ、フレッズ・トランスポートおよびSA州スコッツの運送会社4社の幹部に対し、危険な速度違反運転や速度抑制装置の不正改造の容疑など、1,000件を提訴する方針を発表した。
これを背景に、ヒューム・ハイウェイのシドニー圏南西部メナングル区間で2012年1月24日、レノンズ社の連結型トラックが車線をはみ出し、家族3人を乗せた対向車と正面衝突して全員を死亡させた事故を契機として、 RMSは、運送会社の安全基準違反をめぐる捜査を開始した。
関係者によると、RMSでは、運送会社にとどまらず、大手小売業者などの安全基準違反に関する責任も捜査するという。