一般

アルディ、D・スミスの価格論争を否定

【シドニー11日AAP】   オーストラリア人企業家のディック・スミス氏は、ドイツ企業の格安スーパーチェーン「アルディ」や、コストコによる価格競争のせいで、国内生産者が不利に立たされていると主張した。それに対しアルディは、自社で販売されている70%の食料品が国内産だと反論した。

スミス氏は上院の公聴会で11日、外国企業の競争圧力により、国内の生産者はコールスやウールワースに商品を卸すことが困難になってきていると主張。また、在庫回転率の高いアルディは、海外からの原価割れした商品を常時提供しているが、国内生産者が価格で太刀打ちできなくなって市場を撤退した後で「価格を元通りに吊り上げる」とした。

これを受けてアルディは同日に声明文を発表し、「アルディはオーストラリアの生産者に献身的」だと反論した。また、スミス氏が公聴会でビート(赤色の根菜)を例にとった件について、「海外産のビートを使用しているというのは間違い」だと指摘した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら