【ブリスベン12日AAP】 QLD州救急当局によると、同州ブリスベンでヘビに噛まれる人の数が、内陸部のいわゆる“アウトバック”でヘビに噛まれる人の数を上回っていることが分かった。統計によると、ブリスベンの北部と南部でヘビに噛まれた人の数は、年間156人に上ったという。
また、サンシャインコースト地区では96人だったが、北西部などを含むアウトバックでは11人、南西部ではわずかに4人だったことが分かった。州の南東部は同州の中でも人口が多いが、それを考慮してもブリスベンでヘビに噛まれた人の割合が大きな比率を占めているという。
QLD州立大学のフライ教授は、ブリスベンとQLD州南東部は、ブラウンスネークが生息環境として好む都市部と地方部の中間地域が多いと説明。この地域に多くみられる「養鶏場などにねずみが多く、ブラウンスネークはそれらのねずみが大好物」と話した。
QLD州救急サービスは、気温が上がるとヘビが活動的になるとして、噛まれた場合には動かず、噛まれた場所に圧迫包帯を着用した上で、トリプルゼロ(000)に通報するよう呼び掛けている。