【キャンベラ14日AAP】 ギラード連邦首相は14日、ラジオのインタビューで、同氏のオフィスがケビン・ラッド前首相に対してメディアへの発言制限を設けたと報道されている件に関して真っ向から否定した。
これは、ラッド氏が報道機関からインタビューの依頼を受けた際に「メディアに話をすることを禁じられている」と回答したことが発端となっているもの。ラッド氏は今年2月、労働党の党首選挙でギラード首相の対抗馬として立候補するために外務大臣の座を退いたものの、選挙では大敗した。
ギラード首相は、そのような制限は一切設定していないとして報道を全面否定した上で、「ラッド氏にはメディアに対していかなる発言をする権限がある。彼がそれを拒否するのであれば、それは彼の問題である」と述べた。