【ブリスベン17日AAP】 2011年の後半にブリスベンの家庭裁判所が発令した帰国命令に反し、14日、失踪したイタリアの姉妹4人(14、13、10、9)をめぐって、家庭裁判所の裁判官は16日、姉妹のオーストラリア在住の曾祖母、祖母および叔母に対し、その行方について宣誓証言を求め、出廷命令を出した。
しかし、以前、記者に対し、姉妹の失踪を手助けしていると公言した曾祖母は、収監を覚悟しているとし、同命令を拒否する姿勢を示している。
姉妹が帰国命令に反している背景には、父親と同居したくないという理由があるとみられるが、これについて、家庭裁判所は、母親が父親の許可を得ずに姉妹をオーストラリアに連れてきたことから、現在イタリアで進行されているその監護権をめぐる訴訟の判決が下されるまで、イタリアへの帰国を命じたという。