【キャンベラ19日AAP】 デイリー・テレグラフ紙が19日付で伝えたところによると、連邦議員の交通費は約700万ドルに上る。ギラード連邦首相はこれに関して、「これまでと同じである」と述べ、あくまで特別なことではないとした。
同報道によると、連邦議員の交通費の内訳は、半分以上の360万ドルがリムジン代、200万ドルがディーラーなどへの車両リース代、76万ドルがガソリン、車両レンタルに41万ドル、タクシー代に13万8000ドル。
また、200人以上の議員が税金で賄われるガソリンカードを使用しているが、2010/11年度にはこれらの議員の半分以上が3000ドル以上のガソリン代を使った。車両使用代で最高額を記録したのはギラード首相。34万4524.49ドルだった。次いでアボット野党党首の21万7866.39ドル。
ギラード首相はこれに関して、「連邦議員には交通費の使用制限が設けられていて、また業務を行えるよう車両を使用する権限がある。このシステムは長年変わってない」と述べた。