生活

がん死間近の母、保険会社を訴える

【ブリスベン20日AAP】   がんのために死の宣告を受けた母親が、「死亡後に保険金を支払わない」としている保険会社を相手取り裁判を起こしている。

リアン・マイルスさん(35)は、2人目の息子を出産した直後の2005年に乳がんの診断を受けた。2011年3月には脳に腫瘍があることが分かりがん治療を受けたが、同年初頭、助かる見込みがないことを告げられた。

ブリスベン最高裁に提出された訴えによると、マイルスさんは、医者から回復の余地がないという診断を受けた時点で「サンスーパー・アンド・サンコープ・ライフ・アンド・スーパーアニュエーション」社の保険に加入していたため保険金の受給資格があり、対象保険のポリシーが失効する前に既定の書類を提出しなかったのは医者の落ち度だったとしている。「末期疾患保険は自動車保険と同じく、事故発生時に加入しているのであれば保険金受給をできるのが当然である」とマイルスさんの弁護士は述べた。

サンコープ社のスポークスウーマンは、マイルスさんの現状に同情するとした上で、保険のポリシーについては過去のことでもコメントできないとしている。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら