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カンタス航空 整備士500人を解雇

【シドニー21日AAP】   カンタス航空は21日、業務立て直しの一環としてQLD州とVIC州の整備士約500人の人員削減を行うことを発表した。同航空会社では、整備部門の強化により毎年1億ドルを確保できると見込んでいる。

カンタス航空によると、人員削減対象となるのはメルボルンにあるタラマリン空港に属する整備士422人。さらには、今年同社のB747型機が5機引退したことを受けメルボルン郊外アバロン空港の整備士113人も解雇対象となった。一方、新ラインの整備士としてメルボルンで30人、シドニーで5人を迎え入れるとしている。また、737型機の整備業務をブリスベンで行うことになったために同地にて新規に整備士を雇用することになる見込み。

カンタスのアラン・ジョイスCEOは、同社の整備士のレベルは高く、資源開発や製造分野などの企業が今回解雇となった整備士を求めて同社に問い合わせていると述べると共に、同航空会社もVIC政府と共に今回人員削減対象となったスタッフの再就職先を手配していると話した。

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