【キャンベラ17日AAP】 連邦政府は、5憶5,290万ドルを投じて高齢者ケアサービスの支援増加を発表した。在宅介護を受けられる高齢者数も増加する。
2019年初頭から2022年半ばまでに、新たに在宅で重介護を必要とする高齢者1万人が対象となる。在宅ケア分2憶8,700万ドルの半分は、一人当たり年最大3万3,000ドル、残りは最も複雑なケアを必要とする人に年最大5万250ドル支援される。また、在宅で軽度のサービスを利用する高齢者も、年最大400ドル節減できる。
政府は昨年も対象者数を2万人増加。2017/18年度に在宅介護を受けた人はおよそ10万人に達した。
野党労働党は「提案は、急速に増加する需要に対応しきれていない」と批判する。今も高齢者12万7,000人が待機中にあり、6か月で1万8,000人増加した。
高齢者協会のイアン・イェイツ責任者も発表を歓迎しつつ、「重介護を必要とする人は待っている余裕がない」と訴えた。