【キャンベラ27日AAP】 ギラード連邦首相は27日、キャンベラにてレポーターに対して、今年7月の炭素税導入を間近に控え、年金受給者に「炭素税手当」を支給することを発表した。
炭素税導入に関しては、それに伴う物価高などが懸念され各方面からの風当たりが強かった。今回の炭素税手当は、年金生活の高齢者が同税によって経済的に厳しい状況に置かれないよう連邦政府が配慮したもので、今月28日に支給される。また同手当には7億700万ドルの予算が投入される。
手当の支給は一度きりで、単身者に250ドル。夫婦には380ドル。来年3月以降は、単身の年金受給者には毎年338ドル、夫婦には毎年510ドルが年金と共に支給されるようになる。