【ブリスベン29日AAP】 内部告発サイト「ウィキリークス」の創始者であるジュリアン・アサンジ被告(40)に対する裁判が開かれることを受け、29日、アサンジ氏の母であるクリスティーンさんがロンドン入りした。
アサンジ被告は、スウェーデンでの強姦事件の容疑者として同国当局から国際手配されていたが、一年以上前、ロンドンで逮捕された。30日にロンドンの最高裁で開かれる裁判では、イギリスの法律の下、アサンジ被告がスウェーデンへ強制送還となるかが決定される。
クリスティーンさんは、アサンジ被告がスウェーデンに送還されると、そこから米国へ送られウィキリークスが同国の公文書を公開した件について罪に問われることにつながるのではないかと強く懸念している。「これから裁判までの24時間はまるで地獄。世界の最強国が揃って息子に銃を突きつけているような状態だ」と話した。