【キャンベラ19日AAP】 連邦政府は、来年4月1日の民間保険料値上げを承認した。国民1,300万人を対象とし、平均3.25%の値上げになる見通しだ。
ハント保健相は19日、「個人の保険料は平均で週1ドル14セント増、世帯は2ドル35セント増になる」と声明を発表した。保険料は2010年から2016年にかけて、50%以上増加した。一方、政府は18~29歳の被保険者に対する保険料割引、精神疾患の補償や地方在住者の移動費の補償など、新たな改善策も打ち出した。また、新たに評価制度を設けて
保険プランを選び易くした。
加入者数は2001年以降最少。保険料の値上がりと自己負担額の増加を感じ、多くの加入者が低料金のプランを選んだり、保険自体を解約している。
野党労働党は次回選挙の公約に、保険料値上げの年間上限を2%とすると掲げている。