【メルボルン30日AAP】 政府の調べによると、アジア諸国から輸入される魚類に禁止されている抗生物質が含まれているケースが多々あることが分かった。禁止抗生物質とは、リステリア菌(妊婦が感染すると早産の原因になる)やコレラ菌など。
新聞報道によると、連邦農林水産省は、ベトナムからの輸入魚類に禁止抗生物質が含まれていることを確認するなど、今年に入ってからこういったケースが増えていることを把握している。昨年もベトナムから輸入された魚類に禁止抗生物質が含まれていたことが確認されている。
また同報道によると、2010年以降、非常に数多くの輸入魚類が国内基準に準拠していないとされており、特に中国からの輸入魚類にこのケースが一番多くみられるという。次いで、インド、イタリア、日本、韓国、フランスの順となっている。