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シドニーの賃貸市場緩和、だが依然深刻

【シドニー2日AAP】   NSW州不動産協会が2日発表した賃貸市場の動向調査によると、シドニー中心部と郊外では空室率が上昇した一方で、その中間地域では空室率が低下したことが明らかとなった。

調査結果によると、シドニーのCBD(商業中心部)から半径10キロ以内と25キロ以上の地域では、4月の空室率が1.7%まで上昇した。しかしその中間地域では0.3%低下し、1.6%の空室率となった。一方、州内の全市を比較すると、ウロンゴンの空室率が2.9%と最も高く、シドニーの2倍近いことがわかった。

この調査結果について同協会のクリスチャン・ペイン会長は、賃貸物件の「慢性不足」を裏付けるものだと述べた。また、シドニーでは過去12ヶ月にわたり2%台に乗ることができない状態であり、借家希望者に負担がかかっているとして、政府が投資家に対し不動産投資を一層促進することが必要だと述べた。

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