【メルボルン3日AAP】 3日に公開された保育所勤務者の労組「ユナイテッド・ボイス」の報告によると、全国の保育料はこの一年間でおよそ11%上昇した。現在の保育料は、1日平均70ドルを上回るという。
同組合による2011/12年度保育所代に関する報告によると、今年4月までの12カ月間で1日の保育料は平均63.21ドルから70.29ドルに上昇。国内で一番高額なのはACT(首都特別地域)で82.43ドル。また一方で、ユナイテッド・ボイスでは、低賃金、悪い勤務条件などを理由に毎週180人の保育所スタッフが離職していることを指摘した。
同組合のラインズ副書記長は「ハワード政権時代の保育所助成システムは既に崩壊している。新たな対策が必要だ」と述べた。また、親向けウェブサイト「ザ・バブ・ハブ」のラウダー代表は、保育所代の高騰化も問題だが、保育所に空きがないことも深刻な問題だと述べた。