【メルボルン5日AAP】 ニュージーランド行きのフライト中に泥酔状態で暴言を吐きながら他の乗客に暴力をふるった女に対する裁判が行われ、懲役4カ月と罰金3500ドル、さらに航空会社が被った被害額約1万8000ドルを返済するよう判決が言い渡された。
フランセス・リリアン・マッカスキル被告(58)は2日午前、ニュージーランドに向かうカンタス航空機に搭乗し、メルボルン空港を離陸したが、機内で泥酔状態となり、他の乗客や乗員に暴言を吐き、男性乗客の顔にパンチをしてけがを負わせた。同機はメルボルン空港への帰港を余儀なくされた。
5日、メルボルン簡易裁判所で裁判長は、「逃げ場がない他の乗客をいきなり殴るという行為は特に懸念されるべきもの」と述べた。マッカスキル被告は、昨年4月にもバージン航空を利用した際に同様の騒ぎを起こし110ドルの罰金刑となった。裁判長は、万が一にも次回、同じような行動を取れば間違いなく収監されることを覚えておくようにと被告に警告した。