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豪難民サッカー選手 自国送還の可能性

【メルボルン22日AAP】   バーレーンからオーストラリアに難民申請したサッカー選手が先月、タイで逮捕された。サポーターらは連邦政府と国際サッカー機関に対し、同選手をバーレーンに送還しないよう求めている。

ハキーム・アルアライビ選手は2014年にバーレーンを逃れてから初めて、妻といっしょにタイに旅行に出かけた。誤って発令された国際手配通知状によって逮捕され、バンコクで無期限拘留されている。同選手は昨年、オーストラリアで難民申請が認められたが、今回タイに旅立つ前にオーストラリアのインターポール(国際刑事警察機構)がタイに通報していた。

選手らは22日、人権運動家らとともにメルボルンのプロサッカー本部の前に集まり、連邦政府や国際サッカー連盟(FIFA)、アジアサッカー連盟(AFC)に対し、アルアライビ選手のバーレーン送還を阻止するよう求めた。

国際アムネスティのダイアナ・セイド弁護士は、「バーレーンに送還される危険は高い」と話す。タイでは2014年にも、同じインターポールの通知状によって送還された例がある。バーレーンに送還されれば、アルアライビ選手は投獄・拷問を受けるだろう。

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