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「ミラットは終身刑が妥当」被害者の母

【シドニー8日AAP】   デービッド・アウチャーロニーさんを17歳の誕生日に斧で殺害した容疑で起訴されていたマシュー・ミラット被告(19)に対し、NSW州最高裁判所は8日、最高43年の禁固刑を言い渡し、最低でも30年の受刑を命じた。被告は、1990年代前半に7人のバックパッカーを殺害した連続殺人犯、アイヴァン・ミラットの親戚にあたる。

同被告は2010年11月20日、共犯者のコーヘン・クレイン被告(19)とともに、アウチャーロニーさんをサザン・ハイランズ地方の森林で殺害。大おじのアイヴァン・ミラットが殺人現場に選んだのと同じ森林だった。

判決を聞いたアウチャーロニーさんの母親のドナ・ロックさんは、ミラット被告への禁固刑が43年以下ではなかったことをよかったとしつつも、「終身刑にされるべきだった」と語った。またアウチャーロニーさんの祖母のサンドラ・アウチャーロニーさんは、「(同被告)は吐き気を催させる」としながらも、犯行当時18歳の誕生日に3ヶ月足りなかった被告に対し、裁判所が少年拘置所から成人刑務所に移送する命令を下したことに喜んでいると述べた。

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