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イスラム過激派、キャンベラで抗議ラリー

【キャンベラ9日AAP】   先月シリアのフーラで100人以上の市民が虐殺された件で、イスラム過激派グループ「ヒズブ・タフリール」は9日、イラン政府がシリアの軍事政権を支援していることに抗議するため、キャンベラのイラン大使館の外でデモを行った。

デモにはシドニーからやってきた約150人が参加。「西欧の介入反対!イスラム軍の介入賛成!」と書かれたサインを掲げて同大使館でデモを行った後、トルコ大使館とサウジアラビア大使館に移動した。

同グループの広報担当者は、「この残忍で専制的な暴動鎮圧におけるシリアの役割は誰にも明白」であり、「そのような鎮圧を直接的に支持することは容認できないことをイランに知らしめるために来た」と述べた。またトルコとサウジアラビアについては、「見て見ぬふりをしている」として抗議。一方、オーストラリア政府の対応については、シリア人外交官を国外追放しただけでは不十分だとした。

シリアでは今月6日にもハマ州で新たな虐殺が発生し、少なくても55人が殺害されたとみられ、国連の監視団が8日に現地入りした。

 

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