【シドニー28日AAP】 亀裂が入る事故が起きたシドニーの高層アパート「オパールタワー」の住人300人余りは、28日午後5時までに建物からの避難を求められたものの、複数の住人はこれを拒否していることが分かった。避難が必要な期間は少なくとも10日間とみられている。
同ビルのデベロッパー、イーコーブ(Ecove)によると、指定の時間までにほとんどの住人が避難したが、数人がビルに残っているという。イーコーブは、避難中の経済的な援助を行うことも明らかにした。
また、同ビルの建設会社アイコン(Icon)が調査を委託したWSPは、建物の構造は適正との見方を示した上で、速やかに調査を済ませるには、住人全員が建物から一時避難する必要があると説明している。また、10階の亀裂部分は応急処置がとられたもようだ。