【ブリスベン12日AAP】 12日午前5時半ごろ、QLD州ブリスベン川で、漕艇の練習をしていた高校生2人がフェリーと衝突し、うち1人が頭部損傷などの重傷を負った。
2人は、「スカル」と呼ばれるカヌーのようなボートに乗っていたが、そこにブリスベン川を行き交う「CityCatフェリー」が正面衝突した。1人は無傷だったものの、もう1人は頭部両側に深い切り傷を負い、また首を痛めた可能性があるという。現場にいた無傷の少年の父親は、「フェリーは息子のボートがあった場所に浮かんでいて、それが動き出してようやく息子達が乗っていたボートが水面に現れた」と述べた。
ブリスベン川でCityCatフェリーが漕艇ボートと衝突したのはこれが初めてではなく、2005年8月には、高校生9人がボートにフェリーが突っ込み、漕艇ボートは真っ二つになった。幸い2人が軽傷を負っただけで済んだ。また2008年6月にも、オーレー・パーク近くでフェリーが高校の漕艇選手に衝突する事故があった。けが人はなかった。