【シドニー12日AAP】 12日、NSW州は今年10月より新規に住宅を購入する人々への助成金を1万5000ドルに増額する案を発表した。これは同日発表された同州の来年度予算案に盛り込まれたもの。
同案では、今年10月1日以降、新規住宅購入者で購入額が65万ドル以下の場合に、今までのほぼ2倍の1万5000ドルを助成金として支給。この額は2014年1月1日からは1万ドルにするとしている。また、住宅購入が初めてでない人に対しても、住宅購入額が6万ドル以下の場合、5000ドルの助成金が提供される。さらに、住宅購入にかかる印紙代(Stamp Duty)の免除も今年6月末で終了する予定だったがこれを延長するとした。
ベアード州財相は、「住宅購入に関してNSW州は最も寛大な制度を設けることになるであろう」と述べ、助成金などによって人々が住宅購入をより簡単にできるようになり、住宅市場の供給状態の活性化につながればいいと話した。