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BBQチキンに薬物隠す NSW

【シドニー30日AAP】   NSW州セントラルコーストで行われた音楽フェスで、薬物過剰摂取が原因とみられる男性が死亡した。州警察によると、ベジマイトの瓶内やバーベキューチキンの詰め物の中に隠すなど、 “洗練された方法”で薬物が会場内に持ち込まれたという。

QLD州の男性(22)は29日午後8時頃、ゴスフォード病院に搬送されたが間もなく死亡した。男性は、グレンワース・バレーで28日から1月1日まで開催中の音楽フェス「ロスト・パラダイス」に参加していた。他に、男女各1人が入院している。主催者側は、同フェスは薬物厳禁だとして、「亡くなった方の家族や友人に心からお悔やみ申し上げる」と声明を発表した。

麻薬犬を使った捜査中、3人が薬物提供の罪で起訴された。21歳の男はMDMA105錠、23歳の男はMDMA80錠およびコカイン65袋を所持していた。

NSW州政府は、音楽フェスでの薬物に対応する新たな法を制定したが、施行は夏が終わってから。薬物を購入・摂取して死亡した場合、販売した人物に最長で懲役25年が科せられる。

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