【メルボルン1日AAP】 NSW州とVIC州の50万世帯で今年、電力料金が減少する。連邦政府はAGLやオリジン、エナジー・オーストラリアなど電力企業に対し、料金を引き下げるよう圧力をかけてきた。
NSW州で、“スタンディング・オファー”と呼ばれる期間設定料金の期限が切れた顧客は、10~15%削減できる。年およそ200ドルの削減になるという。
VIC州の住宅用顧客は、10~35%の引下げにより年およそ313ドル削減できる見通しだ。
テイラー・エネルギー相は、「長年に渡って一つの電力会社と取引をした顧客が“ロイヤルティ税”を課せられるとは、理不尽だ」と述べた。電力料金の削減は、およそ3万9,000の小規模事業も対象になる。