【パース3日AAP】 福島県の原子力発電所事故で被ばくした村から強制避難している日本人学生らが、WA州の中等学校の招待で文化交流プログラムに参加する。
発電所から40キロに位置する飯舘村の学生16人は、10日間の文化交流プログラムに参加するため、アルバニーに到着。授業で日本語を学んだグレートサザン・グラマースクールの学生らの自宅で、ホームステイする予定だ。
パースの州議事堂で3日に開かれた歓迎会で、レッドマン州農業相は同プログラムについて、「日本の学生が昨年起きた地震の大惨事後の生活を立て直すのに役立つだけでなく、長期的あるいは生涯にわたる友情をもたらす可能性がある」と述べた。また、参加者全員が互いの言語や文化について、より多くを学ぶことになるだろうとした。
和牛の里として知られる飯舘村の学生らは、オーストラリア式の畜産を見学するため、滞在中に牧場を訪問する予定。