【シドニー3日AAP】 シドニー西部のバス停で先月、調理師見習いの男性を刺殺した容疑で起訴された15歳の少女が3日、裁判所の初出廷で笑みを浮かべていたとして、裁判長から注意を受けた。
調理師見習いのパトリック・クロウさん(22)は先月7日、帰宅途中にパラマッタのバス停で3人の少女らと口論となった直後、グループから攻撃を受け、刃物で刺された。ウエストミード病院に搬送されたが、数時間後に死亡した。
この事件で第二級殺人の主犯や闘争罪に問われた少女(15)が3日朝、パラマッタ児童裁判所にビデオリンクを通じて出廷したが、少女が笑みを浮かべていることに裁判長が気づいたため、「この法手続きすべてについてうれしそうな様子だ」と注意した。当日、少女の家族は法廷に現れなかった。また、警察の前日の発表によると、少女の自宅から多数の物品を押収し、科学調査の最中だという。
少女はクロウさん殺害事件の5人目の逮捕者だ。先月にはクリストファー・ブリリアンテス容疑者(21)、ジュデル・ゴドイ容疑者(18)のほか、2人の少年(15、16)が起訴されている。