【シドニー5日AAP】 NSW州では先月31日までの6週間、交通違反の罰金に猶予期間が設けられた結果、支払い期限の超過した罰金32万件以上が支払われた。シドニー在住のある違反者はこの猶予期間を利用して、合計180枚以上の交通違反切符に対する24,000ドル近い罰金を支払ったという。
320,779件の罰金の内訳は、運転中の携帯電話の使用などの交通違反が1670万ドルで、駐車違反が920万ドル。また、スピード違反に対する期限超過罰金が約750万ドル、公共輸送に関する罰金が450万ドル、通行料金に関する罰金が130万ドル支払われた。
ピアス州財務相は、「罰金の未払い期間が長引くほど、処罰も厳しくなり、運転免許証の停止から給料の差し押さえまで様々」だと述べ、この罰金猶予期間は、違反者が負債を支払うのに役立ったとした。また、罰金を一括払いできない場合、分割払いも可能だと述べた。