【仏リヨン8日AFP】 反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)の代表、ポール・ワトソン容疑者(61)がドイツの裁判所の保釈条件を破ったことを受けて、インターポール(国際刑事警察機構)は8日、加盟国に同容疑者の逮捕を要請し、指名手配したことが明らかになった。
2002年に発生したフカヒレを獲る漁船との対立事件をめぐって、コスタリカで既に指名手配されているワトソン容疑者は今年5月、同国が出した逮捕状に基づいてドイツ・フランクフルトで身柄を拘束された。25万ユーロ(約29万豪ドル)の保釈金を払って、1日2回警察に出頭するとの条件付きで保釈されたが、7月22日、この条件を破ってドイツを出国したという。