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猛毒クラゲ、体長と有毒性に関連あり

【メルボルン12日AAP】   クラゲに関する最新の研究によると、同種のクラゲであっても、QLD州やNT準州に生息するクラゲのほうが他州のものよりも、毒液が強力であることが明らかとなった。また、その体長と有毒性にも関連性があることが分かった。

ケアンズベース病院のマーク・リトル博士の話では、アンドンクラゲの場合、かさの部分が直径6~8センチに成長した時が最も危険だという。この段階で致死毒液を含む刺胞の数が増えるためだ。興味深いことに、同段階でクラゲの食性もエビから魚へと変化することから、同博士は無脊椎動物から脊椎動物への食性の変化に、なんらかの関係があるのではとみている。

アンドンクラゲによる死亡数は、記録が開始されて以来これまで約70人。WA州にも生息しているものの、その死亡数はQLD州やNT準州のほうが圧倒的に多い。同博士によると、解毒剤は存在するが、毒液の種類も多様なことから、必ずしもすべての患者を治癒することはできないという。アンドンクラゲの毒液は、特に子どもへの危険性が高い。

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