【シドニー13日AAP】 亡命希望者に関する修正法案について、前移民相のエバンス職場関係相は、連邦議会で可決すると考えるのは時期尚早で楽観的すぎると述べた。
難民船の到着への対応について、亡命希望者に対する政策上の行き詰まりを解消するため、連邦政府は専門家パネルの奨励案を支持することにした。支持の発表後にギラード首相は、労働党の党員総会で、22項目の奨励案すべてへの支持が決定されたと述べた。
これを受けて職場関係相は、「今週中に同法案の準備と、現在直面している課題の一部に適切な対応が得られればと期待する」と述べた。また、「野党やグリーンズからの返答がまだだが、一連の価値ある奨励案が出そろった」とした。ただ、「楽観的になるにはまだ早すぎる」とも付け加えた。
また政府は、オーストラリアの人道的な難民の年間受入数を、現在の1万3000人強から2万人に大幅に引き上げる提案にも、原則的に合意した。