【シドニー14日AFP】 シドニー西部バンクスタウンの住宅街で14日夜、銃弾数発が発砲されたとみられている。捜査員による調査のため、警察は、事件現場の道路を閉鎖した。けが人はなかったという。
また、バンクスタウンの付近にあるローズランズ地区で13日午後7時30分直前、5人が在宅していた住宅が銃弾を浴びる事件も起きた。けが人はなかったが、50代の男性が事件による衝撃で病院に収容されたという。
警察は、13日の事件は同日、関係者の自尊心が傷つけられ復讐心を植え付けられたとみられる争い2件に端を発したとしている。最初の争いでは、正午ごろ、シドニー西部パンチボウルの美容院で少なくとも男2人の間で口論になり、押し合いを展開した。約2時間30分後、付近のカフェで最大12人が関わった次の争いが発生し、少なくとも銃弾3発が空に向けて発砲されたという。
13日の事件についてNSW州警察のメニーリ副総監は、記者団の取材に対し、分かっている範囲で事件の原因は1人が顔を平手打ちされた可能性もある押し合いで、蝸牛角上の争いに過ぎなかった。しかし、関係者の自尊心が傷つけられたとみられるが、火器でその問題を晴らそうとするのはまったく愚かでならないと不快感を示している。