【キャンベラ15日AFP】 船でオーストラリアに不法入国した亡命希望者をナウル共和国やパプアニューギニアのマヌス島に設置した入国者収容所に、手続きが完了するまで強制的に拘束する方針を再び導入する緊急の難民法案が15日、連邦議会の下院で可決された。
しかし、反対票を投じた無所属のウィルキー議員とグリーン党のバント議員に限らず、一部の議員は、同法案の下で亡命希望者が長期間に拘束されることによって、精神障害を発症し、基本的人権が侵害されるなどとの懸念を明らかにした。
下院での可決を受けて、上院で行われる表決に注目が集まっている。