【キャンベラ21日AAP】 保守連合のアボット野党党首は20日、党首討論中にバーク副議長の命令に反抗し、追放処分されたことを受けて、女性議員と対立した歴史を持つ同党首は、権力のある地位に就いた女性に問題を感じるとの憶測が浮上している。
アボット氏が同日、追放処分を受けたのは、自らの無限定意見を撤回するよう命じたバーク副議長に反抗したためだ。ハワード前野党党首以降、野党党首が26年ぶりに衆院から追放されることになった。
アボット氏の行動について、プリバーセック連邦保健相は、「同氏が絶え間なくバーク副議長におせっかいな忠告を促したり、口を挟んでギラード首相をあざけている。以前の(男性の)ジェンキンズ議長やスリッパー議長の下で、こうした行動を見せた覚えもないし、本人が女性に指示されることに問題を感じていると思う」と述べた。
これに対し、アボット氏は、毎日女性から指示を受けているとし、完全に現代人だと自称した。