【キャンベラ25日AAP】 キャンベラの首相官邸「ザ・ロッジ」で25日、第25回オープン・ガーデン・オーストラリアの開幕式が催された。その中でギラード首相は、国家建設をガーデニングに例え、どちらも計画や時間が必要な点が似ているとした。
開幕式の演説の中で、首相は官邸の庭師らに対し、美しい安らぎの場所を与えてくれたことに感謝した。また出席者らに対し、美しい庭を造るにも国造りにも先見性、計画性、野心、気力が必要だと語った。さらに「庭師は、成果が見えるのにかなりの時間がかかる作業に尽力する必要がある」と述べ、「現代社会では庭造りや国造りに必要な我慢や忍耐が必ずしも尊重されていない」とした。
演説後、首相が愛犬「ルーベン」を出席者に披露すると、写真撮影や触りたいとするものが多数いて、犬はたちまち人気者となった。