【シドニー27日AAP】 駅構内や列車内のアナウンスの聞き取りやすさや理解しやすさを向上させるため、NSW州の鉄道職員が発声法などの研修を受けることになった。
ベレジクリアン州運輸相は27日、明瞭で一貫性のある正確なアナウンスの仕方を鉄道職員に教育する試験的プログラムへの入札開始を発表した。車内や構内での口ごもった理解不能のアナウンスを一掃するのが狙いだ。まず試験的に、イラワラ路線で働く300人以上の職員が研修に参加する。それがうまくいけば、他の路線にも研修を拡大していく予定だという。
研修では発音、発声、原稿化、言葉遣い、マイク使用法などが放送研修の専門家らによって教えられる。
現在、新型車両には自動アナウンス機能が完備されているが、旧型車両では職員の実演によるアナウンスが必要だ。