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工事現場で労組会員と警察が衝突

【メルボルン28日AAP】   建設・林野・鉱業・エネルギー労働組合(CFMEU)の会員が22日以降、ストライキを続けているメルボルンの工事現場に28日午前7持ごろ、暴動鎮圧用の装備を身に付けた警官隊がストライキを強制解散させようとしたが、警察馬が押され、警官4人が会員の足元に巻き込まれるなどの衝突が繰り広げられ、警官隊が撤退に追い込まれる事態に発展した。

CFMEUの会員が現場へのアクセスを妨害して閉鎖させていた同日には、グロコン社がほかの作業員を配置するために、警察にその強制解散を要請したとみられる。警官隊が現場から撤退する前に、会員に催涙スプレーも発射したという。その後、何百人もの工事現場作業員がよそから現場に駆け付け、CFMEUの会員を含めて、抗議隊の人数が一時に500人を上回ったという。

ストライキは、CFMEUと同現場の工事を担当している建設会社、グロコン社がそこに労働者代表を設置することをめぐって、対立していることが発端。同件について27日、豪労使裁定機関フェア・ワーク・オーストラリア(FWA)による仲裁裁判も行われたが、問題解決には至らないまま翌日の28日にVIC州最高裁判所に送致されたという。

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